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Feb 05, 2004

カラシニコフ

 うちで購読している新聞が、先月までの読売から朝日に切り替わったのですが、紙面を開いてびっくり「カラシニコフ~銃・国家・ひとびと~」なんて連載がやっておりまして。
カラシニコフというのは人の名前でして、ソビエト連邦~ロシアの軍隊が装備していたAK-47という小銃(Assault Rifle)、を設計した人です。

 鉄砲好きなガキが、それを引きずったまま大人になってしまった当方としては、これはかなりインパクトのある連載です。で、読み損なった分を補完したくて「ぐぐってみた」わけです(こればっかやね、私)。

 で、みつかったのが「カラシニコフ~11歳の少女兵」という、この連載の前のシリーズ(今は設計者は語るというシリーズです)についての記事。さすがに全国紙だけあって、読んでる人は読んでるんですねぇ。


 設計者は語るの6話目(2月4日掲載)に、こんな下りがありました。

ベトナム戦争末期、米軍のM16自動小銃に弾詰まりが起きた。 >>中略<< 解放戦線側のAK47は確実に作動した。前線の米兵はM16を捨て、捕獲した敵のAK47を使った。 >>中略<< 03年8月、米AP通信から「バグダッドの米兵がAK47を使っている」とこう報じた。 米軍のM16は砂ぼこりでしょっちゅう弾詰まりを起こしている。米兵は押収したAK47を持ち出して使い始めた。

 ベトナム戦争は1960~1975年までやっていた「らしい」(始まった時、生まれてないっす私。故に伝聞調)のですが、いまだにAK-47に劣るのね、M-16。

 米国軍のM-16はベトナム戦争でデビューしたM16A1からはじまって、現在配備されているのはM16A3という3代目らしいのですが、いまだにAK-47に環境対応性で劣っているみたいですねぇ。


 ところで、日本の自衛隊もイラクに派遣されたわけで、当然、自動小銃、持って行ってるわけですよね。自衛隊が装備しているのは、89式小銃というそうです。日本のは、彼の地でちゃんと動いているのでしょうか。

 2月4日の朝日新聞の別の記事(3面記事)によると、イラクという国は、一人前の男は銃をもっているのは当たり前らしーです。で、イラクではカラシニコフ(AK-47)が90~100ドルで売られているとか。
 日本の89式はというと・・・30万円とかするみたいです。コストパフォーマンスは完敗しそうですねぇ(苦笑)。

 自衛隊の先遣隊、イラクのとある部族に警備してあげると申し出られたそうです。復興支援にでかけていったにせよ、地元の一般人に守られる軍隊・・・・・滑稽だなぁ(当然、ことわったそうですが)。

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Comments

>イラクではカラシニコフ(AK-47)が90~100ドルで売られているとか。日本の89式はというと・・・30万円とかするみたいです。コストパフォーマンスは完敗しそうですねぇ(苦笑)。

単純に生産数の違いでしょ。へたすると3桁は違うんじゃないかな。それで一丁あたりを同じにするのは物理的に不可能だと思いますよ。

しかし、彼の国はいまだにAK47なんですね。7.62は反動がきついから、いいかげんAK74に更新されててもいいんじゃないかって思ってたんですけど。

Posted by: ごまめ | Feb 05, 2004 23:42

ごまめさん、コメントありがと~。

89式は自衛隊しか装備できませんからねぇ。量産効果は皆無でしょうね。私としては国産、いーかげんあきらめた方がいいんではないか、と思ったりするわけでして。

イラク現地の銃砲店で90~100で買えるAK-47は、中古の中古とかかもしれませんけどね。
まぁ、買うのは「一般庶民」なわけだしw

Posted by: ShyN | Feb 06, 2004 02:21

初めて忍び込んでみます。
朝日にカラシニコフの連載が始まった時は、私も流石に突っ込もうかと思いましたw

>89式
1月くらいのカラシニコフで語られてましたっけ。
なんでも手作業で職人が作ってるようで、手入れにも数時間かけてるらしいですねー。
「命より大事にしろ」といって支給されるそうです(((( ;゚д゚))

Posted by: はっけ | Feb 06, 2004 17:33

おぉ、はっけ様、いらっしゃ~い。

> 命より大事に
自衛隊隊員の命の値段は30万円なり・・・泣けるなぁ
(とかストレートな事書くと、「たとえ話に決まっているだろうが!」とか、ツッコミ来ちゃうのかな^^;)

Posted by: ShyN | Feb 06, 2004 20:55

国産兵器、そして89式小銃信奉者です!
兵器とは何ですか?兵器の究極の目的は何ですか?
あくまで抑止力として存在するべきではないでしょうか?実際に使われたら、その兵器の目的は失われてしまうと思いませんか?朝日新聞、カラシニコフを執筆している松本さんも、どこの紛争地帯でも日本製の銃を見なかったことにホッとしたと語っています。AK47、何万何十万、いや何百万かもしれない人の血を流した、そんな血塗られた銃を自衛隊が装備したら・・・と考えるだけでおぞましい気がします。価格は高いですね、でも64式小銃、60式自走無反動砲、61式戦車・・・さんざん悪口言われながらも、あくまで抑止力としてその役目を全うしていった兵器達は幸せですよね。イラクで89小銃が人の血を流すことのないように・・・そうあってほしいと思います。
ところで兵器を輸入した方が低コスト、という意見も多いようですが、実際は国産とあまり価格は変わらないようですよ。広告価格は安くても、それ以外に設計料とか輸出入に関わる諸費用(結局商社なんか通すしかなく、中間マージンがバカっ高い)とかで、トータルでは逆に輸入の方が高い場合もあるそうです。それに乗用車みたいに長くて5・6年で新車に取り替えるわけではないので10年、20年、部品の安定供給できるかという問題もあるそうです。
価格だけにこだわりたくないですよね・・・一家全員が惨殺された家とか、超破格の安売りしていても買いたくはないでしょ。

Posted by: Mr.Q | Feb 17, 2004 21:57

MR.Qさん、はじめまして~。

私が思うには、武器っていうものはつまるところ人を殺す道具でしかないんじゃないかな、と。武器そのものに感情移入とかしないので、かわいそうとか、幸せって感覚はちょっとピンときませんが、私の思うところを書いてみます。

「抑止力」っていうのは、まぁ、「やったらやりかえすぞ」と相手を威圧するって事で、それ相応の能力さえあれば、AK74でも、M-16でも、89式でも、どれでもいいんじゃないでしょうか?

調達コストの面からすると、89式を必要数揃えるほど、自衛隊は裕福じゃないと思うんですよね。いち納税者として、どーせ予算を使い切るなら、もっと買い物上手になれって思うわけですよ。実際には予算編成のとき、xxをoo台、△△を**機、と積み上げていって、「本年度予算□□円を要求」とかなんでしょうけど。

AKは世界中で使われている=おぞましいって事ですが、別に余所の国の戦争で使われたヤツを中古で買ってくるわけでもないし、そうだとしても、結局使うのは人であって、銃がわるいわけじゃないと思いますが?まぁ、「別に自衛隊にAKを!」なんて事を思っているわけでもありませんが。<必要数が安く揃えられて、パフォーマンス的に問題がないのなら、M16でもファマスでもAUGでもいいんじゃないかな。

パーツ等の安定供給ってのは、あるでしょうけど、それこそ大量生産されている物の方が多く出回るわけで、国内の1社だけで細々と作られている物が、戦時に必要に応じて大量供給できるかもあやしいとは思います。それに、小機関銃にミニミを採用しているわけだし、国産じゃなければ絶対にダメって事もないと思いますが。


それから日本は本来、軍事用武器を輸出してはダメなんで、外国で日本製の銃がみつかったら大問題なんですよね(猟銃とかは別)。過去に一度あったらしいですが。(もっとも、民生用のヘリが輸出先で武装されてさらに転売とか、あるらしいんで、結局は企業はお金がもうかれば…なんでしょうね)


なんにせよ、イラクに派遣された自衛隊が戦闘するなんて事がないといいのですが。現地の人にどれだけ、お役にたてているのか、ちっとも伝わってこないのが、残念ですね。(羊を族長だかに送ったなんてご機嫌取りなのじゃなくて、ね)

Posted by: ShyN | Feb 18, 2004 20:40

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